UP15 レストア計画
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UP15レストア計画
リベット穴の溶接
前オーナーの修理業者または購入先の(評判の悪い)旧車屋が行なった無茶苦茶レストアの後始末作業その1
大量にあるリベット穴を溶接で塞ぐ。
フロアクロスメンバ補修
※板金製作要
カット部位と同形状のものを製作し、現車に合せながら調整します。
板厚は1.6mm。
クロスメンバーと同じ厚さの鋼板を選択しました。
フロアクロスメンバーのスポットしろ作り直し
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E4%BB%98%E8%BF%91
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A2%E5%91%A8%E8%BE%BA%E3%80%9C%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A2%E5%BC%B5%E6%9B%BF%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%A7
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エンジンフレームメンバの補修
腐食部分をカットし同じ厚さの鋼板から製作。
ダッシュロア部分(助手席側/運転席側)パネル製作
※板金製作要
少し大きめにカット
たて付けをみながら接合し、トーションバーの通るホールをあけて、筒状のガイドを溶接して完了
トーションバーホールのガイド取り付け
センター出しに、φ32の中空パイプを使用。
フレームクロスメンバーのトーションバーの位置から、フロアメンバーのトーションバーの取り付け位置へとパイプを通せばセンターが出ます。
あとは突き出しの長さを測って溶接です。
溶接時もパイプが支えてくれているので、ブレもなく、狙った位置のまま溶接出来るのも良い点。
※トーションバーホールのガイドは北海道から購入
ピラーサブアッセンブリの補修
フロントガラス取り付け部の右下角付近の穴を補修
小さな部分ですが、これも立付け合せに重要な部分。
部品名称は解からない、カウルサイドピラー上部のエクステンションのような部位です。
結構作りづらい部分で、3ピースで製作です。
フェンダーを乗せて一番落ち着きの良い位置で、仮止めしピラーと接合していきます。
※パーツカタログP.216(2)の部品
カウルサイドトップの補修
カウルパネルの角から切開。カットした後のカウルパネルは
角(折り代)が無い為、強度はなく窪み脹らみどちら側へも簡単に作用します。
フェンダーとの立付けを確認しながら微妙な高さを調整し、カウルパネル上部へ無理の掛からないようにカットした部分と同様の形の物を作っていきます。
接合し完了です。
熱の影響で上面が少し歪んでしまったので、スタッドで絞りました。
カウルサイドインナーの補修
左右対照のものを2枚一緒に作っていきます。
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%BC
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- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E2%91%A1
カウルサイドアウターの補修
1.0mmの鋼板を選択。
三角の部分をリブ加工。
上部と前側を90°曲げ加工。
そして横方向にも曲げ、少し薄めなプレスラインを入れ、ほぼ完成です。
後は、インナーと合せながら周辺部分との関連を確認して、前方部分のスリッドを溶接。
肝心のアウターの三角部分は、インナーによって隠れてしまう。
カウルサイドインナー/アウター接合
まずはアウターから接合です。
前端部はスポットとMIGを併用して接合。
熱による歪みを最小限に抑えるのが目的です。
インパネ内のメンバー端部とアウターをスポットで接合。
ロッカーパネルアウター
※板金製作要
パネルの厚さは純正と同じ1.0mm
側面と上面がへミング(ヘミング加工・・・ヘミング曲げは、主に板金の端部に施される曲げ加工。安全面の強化や補強のために重要な役割を担う加工)
使用する時には、黒地を拭き取って、プライマー、サーフェーサーを塗り下地をしっかり作ってください。
一枚のパネルとして出来上がっていれば、取り付け時も微調整(過去の補修具合によっては若干の加工)程度で、スポット溶接が可能になるので、レストア職人さんでなくても一般的なパネル交換ができる方であれば、作業的にも早く綺麗に簡単に出来ますし、パネルや車体にかかる負荷も最小限にとどめられます。
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E6%97%A5%E8%A8%98/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%80%80%E2%91%A0
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- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E5%8F%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%8E%A5%E5%90%88
アウターに補強を
もちろんヨタハチ純正では無いパーツですが。ロッカーパネルの補強。
もちろん賛否はあると思いますが、かなりの部分の張替えが強いられている今回のレストアでは強度落ちは避けられないので、このパネルで補います。
強度とオリジナルとのバランスを取りながら、出来るだけ目立たないように組み込みたいです。
ジャッキポイント
ロッカーパネルアウターに左右2カ所
1.6mmの鋼板を型押し加工(北海道から購入)
スポットシーラーを塗布
ロッカーパネルにスポット溶接で接合
水抜き穴も純正とほぼ同じ位置に、前側1箇所、後ろ側1箇所あります。
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E6%97%A5%E8%A8%98/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%20%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%AE%8C%E6%88%90%EF%BC%81
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E9%9B%91%E6%97%A5%E8%A8%98/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E9%A2%A8%E6%99%AF%E3%80%80%E2%91%A4
カウルサイドスプラッシュシールドの補修
※右のみ板金製作要、左純正新品有
フェンダーとタイヤハウスとの隙間からの水を遮るプレート
プレートと’溝用のミミ’をスポット溶接して完成
このプレートほぼ左右対称なのですが、一番上の〇リブだけ逆リブなのですよね。
これは間違ったわけじゃなく、これで正解なのです(笑。
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E9%83%A8%E5%88%86
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
カウルトップ横/ピラー(ドアヒンジ取付部)の補修
※板金製作要
ドアとロッカーパネルとの立て付けを調整する都合上、こっちを先にやっておかないとダメ
ドアヒンジが取り付くピラーの一部分です。
ちょっと複雑な形状で、一枚では製作できませんでしたので、ピース分けして作りました。
仮止めして、念入りにドア、フェンダーとの立て付けを調整して、概ね後の微調整で済みそうな位置がわかった状態で、いよいよロッカーパネルを接合していきます。
参考URL
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E5%91%A8%E8%BE%BA%E3%80%82
- http://bp84.blog.shinobi.jp/%E6%97%A7%E8%BB%8A%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%8E%A5%E5%90%88
全体的なたて付けの調整と確認
フロアとロッカーパネルのインナーとを仮止めした状態で、ダッシュパネルロア部分も仮止め。
全体的なたて付けの調整と確認していきます。
フロアで前後の基準がほぼ出るので、後はロッカーインナーをカウルサイド、フロアサイドメンバ、パーテンションパネルに合わせて、側面への基準を出します。
全体に無理のないところで、ドリルで小さな穴をあけて、ビスで仮接合。
せっかく合わせたのにもったいないと思いながらも、ダッシュロアを溶接する都合上、フロアとロッカーインナーを取り外します。
取り付け時には、たて付け合わせの時のビス穴を目印に合わせます。
ロッカーパネルのスポット溶接
インナーを仮止めした状態で、前回の記事のピラーも元の位置に合わせ仮止め。
ドアを取り付け、ロッカーアウターとの立て付けを調整していきます。
アウターは前部立ち上がりの形状上、プレス時にパネル自体に多少のツッパリが生じるので、
一部どうしても押し切れていないようだったので、ハンマリングし、調整していきます。
チリがあった状態で、印を付けて一度取り外し、防錆剤を塗布して乾燥させます。
乾燥後、スポットシーラーを塗ってスポット溶接して完了です。
ハンマリングの痕が少しありますが、ピース分けよりも溶接跡がない分
綺麗に仕上がりました。
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